未払費用

未払費用とは

未払費用(みばらいひよう、英:Accrued expenses)とは、一定の契約に従い継続して人件費以外の役務の提供を受ける場合、既に提供された役務に対してまだその対価の支払が終わっていないものです。

未払費用に該当するもの

・未払地代家賃(未払家賃・未払地代)
・未払保険料
・未払利息
・未払給料・未払賃金
・未払水道光熱費
・未払賃借料
・未払リース料
・未払社債利息

計上時期

期間の経過とともに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

  • 広告宣伝費
    広告料金の未払費用を計上したとき
  • 支払利息
    未払利息を計上したとき
  • 地代家賃
    家賃の未払費用を計上したとき

ほかにも多数あります。

 

(1)決算において1年契約の広告費100万円の半分を未払費用とした

借方貸方
広告宣伝費50万円未払費用100万円

(2)決算において支払利息の10万円を未払費用とした

借方貸方
支払利息10万円未払費用10万円

(3)決算において翌月払いの家賃20万円を未払費用とした

借方貸方
地代家賃20万円未払費用20万円

未払金

どちらも役務に対する未払い分ですが、未払金は非継続的な役務提供に対する未払い分です。

買掛金

どちらも取引相手に金銭が渡っていない状態で未払金は商品仕入に関係ないですが、買掛金は仕入の際に使われる科目です。

前受金

どちらも提供された役務に対しての金銭ですが、前受金はまだ受け入れていない役務に対して支払ったものです。