未払金

未払金（みばらいきん、英: accounts payable）とは、本業以外の取引から発生した未払いの代金、またはそれをを支払う義務(債務)のことです。

「未払金」は貸借勘定科目であり、1年基準により、決算日から起算して1年以内に期限が到来する未払金は「流動負債」、1年を超えるものは「長期未払い金」として「固定負債」に分類されます。

「未払金 」は消費税の対象外です。

掛売りで、売上高が計上されたときに、売掛金も計上されます。

詳細は売上高の計上時期をご参考ください。

「未払い金」勘定の相手になる勘定は主にいかのものがあります。

• 固定資産
  固定資産を購入したとき
• 現金
  未払い金を現金で支払したとき
• 預金
  未払い金を現金で支払したとき
• 未払金
  売掛金が相殺されたとき

ほかにも多数あります。

(1)10万円で商品を掛売りした

(2)10万円の売掛金が普通預金に入金された

(3)10万円の売掛金を現金で回収した

(4)10万円の売掛金が取引先の倒産で回収不可になった

未払金と買掛金金はどちらもまだお金を支払していないという点で同じですが、「買掛金」は製造原材料の購入など、本業の営業取引から生じているものを指しております。

建築業界は、本業の未収入金でも売掛金ではなく、「完成工事未収入金」という勘定を使います。

本業の仕入で、商品やサービスを受け取る前に事前に払った代金は「前払金」に計上されます。