引当金
- 読み方:ひきあてきん
- 英語訳:Reserve
- 中国語訳:准备金
引当金とは
引当金とは、将来予想される支出や損失を想定し、事前に積み立てておくお金のこと。
会計上の引当金
会計上の引当金は以下のようなものがあります。
- 評価性引当金
将来の損失に備え、資産から控除されるものです。例えば- 貸倒引当金
- 投資損失引当金
- 負債性引当金
将来の支出に備えるためのものです。さらに、負債性引当金は、債務性があるものと無いものの2つに分けられます。- 債務性があるもの
例)- 賞与引当金
- 退職給付引当金
- 売上割戻引当金
- 特別修繕引当金
- 役員賞与引当金
- 製品保証等引当金
- 工事損失引当金
- 債務性がないもの
例)- 修繕引当金
- 債務保証損失引当金
- 損害補償損失引当金
税務上の取り扱い
日本の税制上、現在は次の二つのみが法定されています。
- 貸倒引当金
但し、資本金が1億円以下であるなど一定の法人に限る - 返品調整引当金
また、かつて、認められており、現在税法上では廃止された引当金には、次のものがあります。
- 賞与引当金
- 退職給付引当金
- 特別修繕引当金
- 製品保証等引当金