このトピックでは、車両費勘定とその仕訳方法を取り上げて説明します。
車両費(しゃりょうひ)とは、自動車にかかる費用をまとめて処理する費用勘定のことです。
車両費としては以下のような例が取り上げられます
「車両費」は損益勘定科目であり、「販売費及び一般管理費 」に分類されます。
「車両費」は以下の例外を除いて原則的に消費税の対象です。
自動車に関する費用を支払ったときに費用として計上します。
「車両費」勘定の相手になる勘定は主にいかのものがあります。
(1)現金で1万800円のガソリン代を支払った
借方 | 貸方 | ||
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車両費(ガソリン代) | 1万円 | 現金 | 1万800円 |
消費税(ガソリン代) | 800円 |
(2)口座振替で3万円の自動車税を支払った
借方 | 貸方 | ||
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車両費(自動車税) | 3万円 | 預金 | 3万円 |
(3)現金で3240円の高速道路代を支払った
借方 | 貸方 | ||
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車両費(高速代) | 3000円 | 現金 | 3240円 |
消費税(高速代) | 240円 |
自動車にかかる修理代は、車両費勘定を使用せず、修繕費勘定を使くこともあります。
自動車にかかる取得税、自動車税などの税金は、車両費勘定を使用せず、租税公課勘定を使くこともあります。
自動車にかかる保険料は、車両費勘定を使用せず、保険料勘定を使くこともあります。
自動車にかかるガソリン代は、車両費勘定を使用せず、旅費交通費勘定を使くこともあります。
自動車にかかるガソリン代は、車両費勘定を使用せず、消耗品費勘定を使くこともあります。