賞与引当金

賞与引当金(しょうよひきあてきん、英:Allowance for employees’ bonuses)とは、翌期に支払う従業員の賞与に備えて、事前に費用として見積計上した金額のことです。

一般的に賞与は夏期と冬期の２回支給され、その計算期間は支給の直前の６カ月程度となります。

賞与を見積もり計上したときや支給したときに、計上されます。

主に以下のような相手勘定があります。

• 賞与引当金繰入
  月末に賞与を見積もり計上したとき
• 普通預金
  普通預金口座から支給したとき
• 預り金
  賞与から源泉所得税を差し引いたとき

ほかにも多数あります。

(1)3月末の決算時に、6月に支給する賞与(10月～3月分)を費用として計上した

(2)6月に賞与700万円から源泉所得税10万円を差し引いて普通預金口座から支払った(賞与引当金500万円が引き当てられている)

どちらも賞与を見積もり計上したときに使われますが、賞与引当金繰入は賞与引当金を費用計上するために使われます。

どちらも賞与の見積もり計上するための引当金ですが、役員賞与引当金は役員の賞与に関する引当金です。